女性リーダーシップ育成
今回のウェビナーは競技団体の女性理事をメインの対象にした「アスリート・サロン」の形式で、スポーツ界のジェンダー平等リーダーシップの今後について、議論する形で開催されました。
冒頭では、SinSが独自のアンケートを行った「スポーツ団体の女性理事の現状」の結果を紹介。女性理事たちの仕事内容、抱えている課題・悩み、今後学びたい内容などについて。
続いて、元パラリンピック・アルペンスキーヤーで日本障がい者スポーツ協会理事の大日方邦子さん、元バレーボール・アメリカ代表で日本スポーツ協会(JSPO)理事のヨーコ・ゼッターランドさん、元競泳日本代表で一般社団法人スポーツを止めるな 理事・一般社団法人トップリーグ連携機構 常務理事の伊藤華英さんから、理事のお仕事の内容や課題についてお聞きしました。
また、基調講演は元女子サッカー日本代表、海外で外資系金融機関でのキャリアを経て、2021年に初代WEリーグチェアに就任した岡島喜久子氏。『女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する』という理念を掲げるWEリーグのジェンダー平等のための取り組みについてお話しいただきました。
WEリーガーの行動規範(「クレド」)* は、選手たちによって作られました。
※1「WE PROMISE」
私たちは、自由に夢や憧れを抱ける未来をつくる。
私たちは、共にワクワクする未来をつくる。
私たちは、互いを尊重し、愛でつながる未来をつくる。
みんなが主人公になるためにプレーする。
このクレドを作ったプロセスや、スポンサーと一緒に学びながら作る日本社会のジェンダー平等の流れや、選手たちによる地域貢献活動「WEアクション」について、たっぷりお聞きしました。
さまざまな団体の女性理事にとって、WEリーグの理念や取り組みは非常に刺激になるものになったようです。