ジェンダー平等の基礎知識
2021年2月に勃発した東京2020オリンピック・パラリンピック組織委員会元会長の女性蔑視発言、いわゆる「森発言」は、社会問題に発展しました。
しかし一方で、スポーツ界から反対の意見が少ないことも話題になりました。
元々、さまざまな問題に対して声を上げにくい風潮になるスポーツ界。それでも声を上げられるように変えていかなければ、現状は改善していきません。
まずはジェンダーについて基本的な知識を学ぶことで、問題を正しく認識し、考える土台を作り上げようと、第一回勉強会が開催されました。
「ジェンダー」とは?
ジェンダーと法律・制度
ジェンダーと歴史
世界はなぜジェンダー平等を目指すのか
SDGsの理念とジェンダー
ジェンダー主流化とは
参加者からのコメント
男性の男性らしく居ないといけないと思うのもジェンダー偏見、ということが、すごく印象に残りました。女性だけでなくジェンダーについて男性も巻き込んで勉強していくべきだとも思いました。
次の機会があれば参加させていただいて少しでも今日より理解を深めて、これからの競技生活や自分が指導する立場になったときに役立てていきたいと思いました。
とても勉強になりました。一番印象に残ったことはアンコンシャス・バイアスです。今後、自分自身の偏った考えに気づき、向き合っていきながら様々なことに取り組んでいけたらなと思います。
今までジェンダーについて知る機会が無く、男女の差を特に考えておらず、今回のセミナーを聞いて、自分がいかに考えが狭かったのか、知らないことの多さに気付きました。
持続可能な社会を目指す中で女性の存在をもっと可視化するということは、性の多様性が広がる現代であるからこそ大切にして行かないといけないと感じました。
男女差別だと思っていなかったことが日常で当たり前にあったことに気づかされました。そういった気づきを増やし、改善できることをもっと深堀し、男女平等の社会が当たり前になることが今の課題だと思いました。
ジェンダーについての予備知識がほとんど無い中での参加でしたが、とてもわかりやすかったです。これまで私は女性差別のイメージが強くあり、実際に多いとは思いますが、男性も稼がなければ、苦しくても耐えなければ、といった精神的に抱えることがあるのだと気づけました。女性らしさを考えたときに静か、おしとやか、気品があるといったイメージを抱きがちですが、スポーツは強い女性をアピールできる場でもあると感じます。男女平等社会を実現するために、女性アスリートとして社会に出来ることを考えていきたいと思いました。
大崎先生のお話は、枠組みがしっかりと整理されていて、組織等の戦略に活かしやすい知識として頭の中に入ってきました。ありがとうございました。ジェンダーについてはじめて学んだ方がどのような感想を持たれたのかなど、参加者の感じたことを共有できると発展性があると思いました。