世界陸連が気候変動のための Champions for a Better World プログラムをローンチ

世界陸連は11月3日、国連気候変動会議 COP27 開催に合わせ、Champions for Better World プログラムを発表しました。

このプログラムでは、6つの大陸を代表する9人のトップレベルの陸上選手たちが、環境の持続可能性について啓発していきます。

世界陸連がこのプログラムを発表するに至ったのは、今年の世界選手権の期間中に選手たちを対象に実施された調査結果が決め手でした。

122カ国から737名のアスリートから得たアンケートでは、76%の選手たちが「気候変動に関して深刻に懸念している」と答え、

72%が「すでに直接的に影響を受けていると感じる」と答えました。

また、90%の選手たちが「世界陸連がこの問題について行動すべきだ」と回答し、77%のアスリートが「環境へのダメージを減らすために、ライフスタイルの変化をすることに同意する」と答えています。

この結果を受け、世界陸連は国連とIOCが共同で主宰する Sports for Climate Action Framework に署名し、

世界陸連 持続可能性戦略を策定しました。この戦略文書では、世界陸連は2030年までにカーボンニュートラルを達成し、加盟団体や大会実行委員会が、2040年までにゼロ・エミッションを達成するための道筋を提示する、としています。

The Champions for a Better World イニチアチブは、世界陸連のさまざまなアクションを通して、陸上競技の環境の変化に関する啓発を行うことを目的としています。

今年すでに、Every Breath Counts キャンペーンをローンチし、空気をクリーンにするための宣言をすることを促しています。

セバスチャン・コー世界陸連会長のコメント

「ほとんどのアスリートたちが、気候変動の私たちの生活や競技への影響について危機感を持っています。私たちはこの危機感に応えなければなりません。できるところでアクションを起こし、陸上競技を、啓発とアスリートたちの声とともに、前に推し進めていかなければいけません」

世界陸連ウェブサイトより抜粋

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「スポーツの公平・公正なカテゴリー分けについて」の勉強会を共催

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朝日新聞に記事掲載